いのちのはたらきをみる
コロナ然り、戦争然り、その他、日々起こることにおいても、そこにどんなドラマを見ているかということに自覚的でいようと思っています。
ドラマやストーリーの外に出て、本当はなにを感じているのか、なにを望んでいるのかに触れたとき、癒やしを超えて創造が起こる、それが、いのちのはたらき。
戦争について、いろんな人がいろんな見解をもつと思うのですが、人それぞれ、そこに見ているドラマがあるのだと思います。
戦争は、つねに地球上で起きていたのに、なぜいまこんなに大きく人々の関心を引いているのか。そこに、どんな(わたしにとっての)ストーリーがあるのか。
わたしは日頃、自分の感覚や見方がマイノリティであると自覚しているので、父(68歳、現役で働いている)の言動を世論とか一般的な感覚の参考にしています。
ある日ニュースを見ていた父が、ウクライナの大統領はよくがんばっていると感心していました。
父はあまり、人を褒めたり評価したりすることがないので、すごく印象的でした。
もともと、わたしから聞かない限り、自分の考えや感じていることを話すタイプではありませんが、かなり自分の考えがはっきりしていて頑固な人です。
世界の動向としても、ロシアへの批判が高まっています。
わたしがそこに見たストーリーは、一言で言うと世代交代です。
日本の高齢者が、ウクライナの比較的若い大統領の行動に触発されて、自身の若い世代への見方や価値観が変わったり、ロシアのプロパガンダについての報道を見て、ふと自分の受けとってきた情報の質について関心をもったり。
すぐにとは言えませんが、ある程度の時間を経て、そういった流れや方向になっていくのではないかと感じました。
わたし世代(38歳、4歳児子育て中のひとり親)に対しては、自分には何もできないという無力感や罪悪感を感じています。
わたしがそこに見たストーリーは、内なる平和の実現です。
無力感や罪悪感を感じて、なんらかの行動(募金や祈りなど)にも進めずに、とらわれてしまって苦しくなっている人は、そのドラマの先に、自分が幸せになることへの無力感や罪悪感があるのではないでしょうか。
自分だけが幸せになってはいけない、と無意識で思っている人はとても多いです。
世界中に困っている人がいるのに、あるいは親や身近な人たちが幸せそうじゃないように感じて、わたしだけが豊かに幸せになってはいけない。
(日本人の幸福度の低さの心理的要因のひとつだと、勝手に思ってる、これもストーリー)
あなたはいま、どんなドラマを見ていますか。
その先にある、あなたの本当の望みや本音まで感じてみてください。
もしそれに気づいたら、まずは自分自身にそれを与えることをゆるしてみてください。
そこに、平和があるのだと思います。
そして、わかちあっていく。
今日は、ダライ・ラマ14世のお話にインスパイアされて、最近考えていたことを書いてみました。
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